■健康保険と他の保険の適用範囲

・仕事上のケガは労災保険が適用されます。
・車で事故をした場合は自動車保険が適用されます。
・それ以外が健康保険の適用範囲となります。 
  建設国保 市町村国保 社会保険
窓口負担 本人・家族3割
償還制度 組合員の場合
入院全額、通院は診療ごとに3,000円を超えて支払った金額が払い戻しされます。
制度なし 制度なし
家族の場合
入院全額が払い戻しされます。
傷病手当 本人のみ年80日支給 制度なし 本人のみ
・健康診断が年一度(4月1日〜3月31日の間)に無料で受けられます。組合員のみならず家族も対象です。
・インフルエンザ予防接種を受けたときに年度内に一人一回に限り2,000円を限度に助成されます。(2010年9月より実施)
 申請書に領収書を添えて組合まで申請してください。



■では、本人加入より家族加入の方が得でしょうか?
Q.
家族でいたほうが得?家族も組合員と同じ?家族入院償還の制度が始まれば、建設の仕事をしていても組合員本人にならずに家族のままでいたほうが得ではないですか。
A.
建設国保の償還制度は、組合員の場合は、入院は全額、入院以外も診療科ごとに1ヵ月の一部負担金が3,000円を超えれば、超えた額が償還されます。家族の場合は、入院の一部負担金だけが償還の対象で、入院以外の償還はありません。入院以外の受診割合は平均60%以上ですから、月々の負担を考えると組合員であるメリットは高いと思われます。さらに、組合員の場合、傷病手当金という休業補償の制度もあります。
Q.
病院で払った金額が全部戻ってくるの?家族が入院して、病院で支払った金額は全て戻ってくるのですか。
A.
保険で診療された分のうち、患者の一部負担金が償還の対象になります。差額ベッド代、シーツやパジャマ代、食事代の患者負担分、診断書や証明書の手数料など、保険外の費用は償還の対象になりません。
Q.
家族は全員対象か?建設国保の家族であれば、年齢にかかわらず入院償還されるのですか。
A.
国の制度である老人保健の対象になる人(昭和7年9月30日以前に生まれた人と65歳以上で老人保健の認定を受けている人)は、建設国保の家族として加入されていても、償還の対象になりません。
■3,000円を超えた分が戻る制度を維持出来ているのは神奈川だけです。なぜ神奈川だけなのか?
  それは組織の人数を減らすことなく、常に増やし続けてきたからです。
  つまり、組織を拡大することは自身の保険制度を守ることになります。
○傷病手当金の額は保険料の等級に応じて金額が異なります。
等級 所得区分
(年齢区分)
保険料 傷病手当金
入院 通院
初級 23歳未満 8.900円 4.000円 1.000円
1級 30歳未満 12.300円 4.200円 1.200円
2級 200万円未満 14.700円 4.500円 1.500円
3級 250万円未満 18.100円 4.800円 1.800円
4級 300万円未満 21.800円 5.100円 2.100円
5級 350万円未満 25.500円 5.400円 2.400円
6級 400万円未満 29.200円 5.700円 2.700円
7級 500万円未満 35.000円 6.000円 3.000円
8級 600万円未満 40.600円 6.300円 3.300円
9級 700万円未満 45.500円 6.600円 3.600円
10級 800万円未満 50.100円 6.900円 3.900円
11級 800万円以上 54.600円 7.200円 4.200円
家族一人につき 2.500円    
※家族保険料は5人まで、6人目以降は免除
<所得とは売上から経費を引いた金額のことをいいます。 たとえば、確定申告書B表の9番の金額です。>

給付一覧表
  一番下の医療共済は組合で扱っているものです。ご自身で入られている医療保険、自動車保険等を記入すれば
  自分自身の給付一覧表ができるので、是非作ってください。
建設国保(プリンタを出したい方はこちら)